ポルトガルの3大都市を巡った旅の記録。

最初はポルトガル第2の都市。観光名所が中心地に集まっていて観光しやすい。 正直行く前はあまり期待していなかったが、街並みも綺麗で治安も良く非常に過ごしやすかった街。

市内にある現代美術館。広大な庭園が敷地内に併設されていて、屋内だけでなく屋外にも展示が存在する。 展示数が多いので回るのに結構時間が掛かる。結局全部は見れなかったが3時間程度はいた気がする。満足度高め。

オランダ人の一家が住む戸建ての設計を流用して建築されたという不思議な起源を持つコンサートホール。 コンサートホールにしては珍しく巨大な窓が3方向に存在し、自然光を取り入れられるようになってる。 ガラスで自然光を取り入れることによる演奏への悪影響が懸念されるが、遮熱のための空間を設けたり、ガラスを曲面にすることで音を反響しやすくするといった建築上の工夫が色々されてるらしい。 屋内ツアーに申し込むとこの辺りの話を細かく聞ける。元コンサートホールでバイトをしていた建築好きとしてはとても楽しかった。 ツアーでは要人を接待する用のVIPルームにも案内してもらえた。壁面と天井のタイル壁画が美しかった。 今回の旅の中で一番満足度が高かったスポット。今度行くときはここで演奏も聞きたい。

ハリー・ポッターの世界観に影響を与えたと言われている本屋さん。ポルトで一番有名だし泊まってる場所から近いし行ってみるか程度のテンションで行ってみた。 そんなテンションだったため下調べをしておらず、1時間ほど長蛇の列に並んだ挙句、事前のチケット購入が必要なことを知り時間を無駄にしてしまったのが思い出。オンラインでチケットを購入して再チャレンジした。 入場時間が区切られているものの中は人だらけであまりゆっくり見れる感じではなかった。

ポルトガルの料理本や歴史書を買いたかったが、そういった本は置いておらず特に買いたいものが無かった。並んだ割には見どころが無かった印象。

ポルトガルの第3の都市。暑すぎてほぼ観光スポット巡りはできなかった。 ただポルトよりも歴史を感じる街並みが魅力的で、その辺を歩いているだけで楽しめた。

13世紀に設立されたポルトガル最古の大学らしい。定期的に補修工事でもしてるのか、あまり築年数を感じさせる外観で無かった。 大学の食堂？でさくらんぼのリキュール、ジンジーニャを飲んだ。 食堂でジンジーニャを頼む人は少ないのか、店員さんがどの種類のグラスに注ぐか悩んでた。

最後はポルトガルの首都。どこに行くにも坂道を上り下りする必要があったのが辛かった。 雑貨屋や服屋などはポルト、コインブラよりも遥かに充実していてショッピングが楽しかった。

そろそろ日本食が恋しくなってきたので、日本でも有名なAFURIのLisbon店へ。 居酒屋スタイルらしく、ラーメン以外に餃子や刺身、カクテルなど色々頼めた。 柚子醤油ラーメンを頼んだが、日本で食べる味と変わらず美味しかった。 あとは感動したのがオリジナルのカクテル。日本でよく使われるスパイス、果物を使っており、味がよくまとまっていた。調子に乗って3杯も飲んだ。

ポルトガルで有名な陶器の装飾タイル（アズレージョ）を専門にした美術館。 15世紀頃から現代までのアズレージョが展示されている。 展示されているアズレージョをアップで撮影するとそのままお洒落なスマホの壁紙にできる。 美術館自体にもアズレージョが随所に使用されており、展示以外も見どころがある。

ポルトガルで有名なこれ。なんとなく行ってみたかった。大航海時代の偉人が並んでいる。 発見のモニュメントは屋上まで登れるようになっていて、見下ろすと世界地図が見れた。偉人が並んでる画の方が有名だが、個人的にはこちらの方が絶景だった。

ポテトで革命を起こすみたいな宣伝文句が書かれていたフライドポテトのお店。 リスボン大聖堂の近くを歩いていたら偶々見つけた。 よく分からんけど piripiri mayonnaise と書かれていたLX¹味を注文。身体に悪そうな味で美味しかった。 早く日本に上陸して欲しい。

ポルトガルは街並みが綺麗でご飯が美味しく芸術も楽しめる最高の街だった。

巡った3都市を比較すると以下のような印象。 治安：ポルト > リスボン > コインブラ 街並み：ポルト ≥ コインブラ > リスボン 観光：ポルト > リスボン > コインブラ 坂道の多さ：リスボン >>> ポルト > コインブラ ポルトが最高過ぎた。

次ポルトガルに行くときは、ファティマとかエボラとか少しマイナー寄りな所に挑戦しようかな。